こっちにも言い分があるし、あっちにも言い分がある。じゃあ、お互い正義が戦った時はどうやって解決するのか。
こっちに行って「そうだね」、あっちに行って「そうだね」じゃなくて、お互い同じような味覚というか、例えば全員が羊羹(ようかん)食べてみようと。
せいので羊羹を食べてみようと。
そうすると同じ味覚になるんで、多少の解決策というか、同じ方向に向かうための「のりしろ」が広がるんじゃないかなって思うんです。
でもそれってやらないじゃない。
実際ケンカしているもの同士が一緒に座って同じものを食べる、同じものを飲んでみるって大事なことだと思うんです。
同じ味覚の中で何か探せるんじゃないかなって。
相手の意見のここはよくないとか、俺はこう思うと言っていてもずーっと平行線でしょ?
両方正義なんだから。
となれば、同じような味覚の中で話すと、もうちょっとなごむんじゃないかなって。
そうすれば解決案も妥協案も出てくるんじゃないかなって。
だから総理には、外国に行く時いつも羊羹を持っていってほしいよね(笑)。
ロシアと何か話を進める時はまず羊羹を出す。
まず甘いものでホッとした気持ちになってから話すと、話も進むんじゃないかな。
私が外交交渉するならまず甘いものを持っていきますね。
参考:http://digital.asahi.com/articles/ASJCP2V2PJCPUCVL001.html