つまり後ろを向いている。

画像:BSフジ
病気でとかは別として、みんな子供の頃からハゲてたわけではないのです。
『昔はこんなにハゲてなかった。このくらいはあった』
という表現がカツラなのです。
つまり後ろを向いている。
そういうふうに昔に戻ろうとするのはすごくつまらない考え方だと思います。
生きているんだからそれなりにフケるわけで、生きた証がハゲなのです。
少なくとも、私の美学としてはそうです。

脚を長く見せようとか、しわを引っ張って若く見せようとか、そういうのはとてももったいないことのように思います。
どうして積極的にフケていかないのか。
気にしないでフケていかないのか。
私だったら、気にしないでフケていきます。
逆に年をとっていくにつれて、どんどん毛が生えてきたりとか、肌がパンパンに張ってシワがなくなっていったりしたら、それのほうが焦ったほうがいいと。
フケていくことに焦る必要は全然ないのです。
必死にフケないようにしているのはカッコ悪いのです。
後ろ向きだから。
出典:所ジョージの私ならこうしますより