だいたい、花もかすみ草に囲まれてこそ引き立つこともあるわけで、エライのはその花ではなくて、かすみ草だったりすることを忘れてはいけないのです。


よく花を贈り物したりすると、花屋さんが思いっきりスポンジに刺して豪華にして、三~五万円で贈りますけども、もらっても、花瓶にさせる花が少ない気がします。



だったら、実質を贈ったほうがいいわけで、ごまかしの派手さみたいなのはいらないんじゃないかと思うんですよ。

同じ三万円かけるなら、バカラの小さいグラスにバラを五~六本入れるとか。

そのほうが、多分もらった人も
『ああ、いいセンスだ・・・』
と思うと思うんですよね。手間をかけている分、
『ああ、考えてくれているんだ・・・』
と、心が伝わるように思うんです。

ありきたりの花やさんから、
『適当に見繕ってね』という花を贈るよりも、自分で選んだグラスとかに五~六本入れる方が見栄えがいい。

だいたい、花もかすみ草に囲まれてこそ引き立つこともあるわけで、エライのはその花ではなくて、かすみ草だったりすることを忘れてはいけないのです。

かすみ草なしのバラの花は寂しいのです。

出典:『所ジョージの私ならこうします-世直し改造計画-』より