日本語が紛らわしいのは、みんなよく知ってます。
例えば、
『結構です』
どっちなの?OKなのNGなの?
どっちともとれる『けっこうです』。
『この英会話の教材、とってもお買い得になっております。どうかご契約を』
『結構です』
『そうなんです。結構な代物なんですよ。気に入っていただいて嬉しゅうございます。どうかご契約を』
『結構です』
『もっと気に入っていただいたんですね。さぁ、ハンコをここに』
『結構です』
『そんなに気に入っていただけたなんて。ハンコさえいただければ』
『結構です』
・・・・と永遠につづきます。
国語辞典でも反対の意味が書いてある場合さえある。
あとあるのが、
『貴様』
という言葉。貴と様ならとっても敬ってるようなのに、言葉づらは『貴様』。
『貴様』と言われて
『いえ、それほどでも・・・』
なんて行ったら、こりゃバカです。いつから『貴様』が喧嘩の言葉になったのか、私はとっても知りたいと思うのです。
『貴様』と言われて怒るべきならば、『貴方様(あなたさま)』と言われても怒らなくちゃならないのです。
『貴方様のおかけになりました電話番号は・・・』
『ふざけるなーーー!!』
・・・・へんなの。
出典:『所ジョージの私ならこうします-世直し改造計画-』より